ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊
「……へぇっ!?」



となりから、間抜けな声が聞こえた。



どうやら、自分の置かれている状況がわかっていないらしい。



教室中にわきおこるクスクス笑い。



それで、余計焦ったようだ。



あーもー。



ちょっと落ちつけよ。



そんな気持ちをこめて、左どなりの大熊さんを見る。
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