ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊
なに、そんなに焦ってんの?



クスッと笑いながら、ジャケットを脱ぐ。



資料整理をする前に、シャツの袖を適当にまくりあげる。



そして、大熊さんから少し離れたところで、作業を開始した。



と同時に、背中に感じる熱視線。



俺が相槌をしなくなったのを気にしたのか、それとも、俺が背を向けているからなのか。



大熊さんの視線をビシバシ感じる。



んー。



確かに、俺。



大熊さんに背を向けてはいるけど……。
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