ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊
「や、えっと……」



俺の迫力に、口ごもる大熊さん。



対して俺は、クスクス笑いながら、大熊さんに近づいた。



だって……。



「大熊さん、言ってたでしょ? 
授業中。
“メガネとっちゃえばいいのにー”って」



そうつぶやいていた大熊さんのことを思い出したから。



やっぱり、おまえって、可愛いよな。



「え。
えーーっ!? 
テ、テレパシーっ!? 
あ、あたし。
口に出しては言っていないハズだけど」
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