ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊
「……っ」



息をのんでないで、早く答えろよ。



……とまで、焦れて思うとか。



俺、大熊さんのことが好きなのかもな。



そんなことを考えていると……。



大熊さんが、ずりずり横にズレ出した。



どうしたんだろ?



そう思った瞬間……。



机の上にあった段ボール箱を、ゆっくりと指さした。
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