ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊
あ、いや、その……。
えっとね……。
べつに……。
うふふふふ……」



俺が近づくと、丸山さんが急にモジモジしだした。



向かい側、大熊さんの頭が見えた。



「ここに、いた。
副委員長、手伝って」



「……え?」



女子をかきわけながら、大熊さんの前に行く。



女子たちに、笑顔を向けるのも忘れない。



俺のせいで、大熊さんがいじめられるのだけは、避けなくては。
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