ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊
せっかくの口実を見つけたのに。



大熊さんの態度にイラっとしながら口を開く。



「は?
俺の言うこと、聞いてた?
至急って、俺、言ったんだけど」



かなり声がピリッと鋭くなった。



大熊さんが肩をすくめた。



その瞬間……。



丸山さんが、大熊さんの肩をつかんだ。



「ひぃやっ……」



恐怖におののいた声を出す大熊さん。

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