ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊
「ついって……。
ひ、ひどいっ……」



大熊さんは、俺の腕をペシッと叩いた。



「バカ、バカ、バカッ!!」



「はいはい。
期待だけさせてごめんね」



「……っく。
期待なんかっ……」



「へー。
目まで閉じて、待ってたクセに?」



「……っ。
待ってない、待ってない!!」
< 334 / 386 >

この作品をシェア

pagetop