ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊
「はいはい。
わかった。
わかった」



俺は、ポンポンと大熊さんの頭を叩いた。



「仕度しろ。
こんな時間だから、今日は送るわ」



腕時計に目を走らせて、教科書をしまって、立ち上がった。



「……え? 
時間って? 
まだ、全然、勉強してないけど?」



大熊さんもびっくりしてるけど……。



そうなんだよな。
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