ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊
なんでだろ。



そう思う間もなく……。



「ね~ね~。
なんのサンドイッチを食べてたの~? 
ソレ、どこの? 
あっ、学校の購買の!? 
おいしかった? 
おいしかったなら、明日あたしも買おうかな~」



機関銃のような早口でしゃべられた。



と思ったら……。



――カタンッ。



小さくイスの音をさせて、大熊さんは、さらに俺に近づいた。



やべー、テンポがつかめねー。

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