ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊
でも……。



「つか、おまえ。
“告白”なんて、特別なことをして。
他の女子たちに悪くないの? 
前、言ってただろ? 
“特別”なのは、みんなに悪いって」



照れ隠しの意地悪が、やめられない。



「……っ。
いじ……わるっ……」



案の定、大熊さんは、へにゃっと眉をはのじに下げた。



あ、やば。



泣いちゃうか?



そう思った瞬間……。
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