ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊
大熊さんは、カタカタッと少しだけ左に移動した。



「ん? 
離れたら見えないだろ?」



すかさず、大熊さんに近寄る。



「……えっ!?」



驚いたあと、もじもじする姿が可愛い。



なんだかちょっといじめてみたくなって……。



さりげなく体を寄せてみた。



もう少しで、肩と肩がぶつかりそうなくらいに。



大熊さんの体温を近くに感じる。


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