フラワーガーデン【アリシア編】
「ふっ……ひっく。……っひっく」




私は疲れ切ったペガサスから下りると、手綱を引き、泣きながらトボトボと歩いた。



ペガサスは哀しそうな瞳で私の頭に顔をすり寄せてくる。



「ありがとう、ペガサ……あっ!」



窪みに足を取られ倒れ込んだ私は、起き上がる気力も失って突っ伏したままむせび泣いた。





「『愛してる』なんて、聞こえなかったわ。

……バカ」





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