フラワーガーデン【アリシア編】
「ですが、あなたの愛が得られないと、イヤリングは哀しみのあまり旅に出てしまうでしょう」
次に彼が拳を開くと、イヤリングはぱっと無くなっていた。
私は驚きながら彼の手のひらをじぃぃぃぃっと見つめる。
「でももし、あなたの愛が得られれば……」
彼は、ゆっくりと右手を開く。
「僕は世界一幸せなフィアンセになれる」
微笑む彼の手の上には、イヤリングの代わりにエメラルドの指輪が輝いていた。
驚き後退る私の手を掴むと、彼は私の左手の薬指に指輪を滑り込ませる。
「良かった。ぴったりだ」
エドがくれた指輪はまるで設えたかのようにしっくりと私の指に納まっていた。
次に彼が拳を開くと、イヤリングはぱっと無くなっていた。
私は驚きながら彼の手のひらをじぃぃぃぃっと見つめる。
「でももし、あなたの愛が得られれば……」
彼は、ゆっくりと右手を開く。
「僕は世界一幸せなフィアンセになれる」
微笑む彼の手の上には、イヤリングの代わりにエメラルドの指輪が輝いていた。
驚き後退る私の手を掴むと、彼は私の左手の薬指に指輪を滑り込ませる。
「良かった。ぴったりだ」
エドがくれた指輪はまるで設えたかのようにしっくりと私の指に納まっていた。