フラワーガーデン【アリシア編】
数歩歩き始めたとき、背後からクラクションを鳴らす音がして、2人ともビクッと飛び上がる。
「ハ~イ!」
車から20代くらいの長い髪をしどけなく垂らした女が顔を出し、にこやかに手を振っている。
「ねぇ、僕たち~。良かったら、乗んない?」
アリシアは、女を指差すと、「あ!さっき、エッチしてた人!」と叫び、僕は慌ててアリシアの口を塞ぐ。
「あっはっは~。やっぱ、あの時のコ達じゃ~ん♪」
僕は顔を火照らせながら、何とかお辞儀を返す。
「すみません。先程はお邪魔してしまって……」
「イイわよぉ。お蔭ですんごい燃えたし。あいつも喜んでくれたしぃ~。お礼に送ったげるぅ」
「いえ、いいです。デート中にお邪魔しては」
と、言い掛けて、男が同乗していない事にハタと気付く。
「あ~。あれね~。男じゃないよぉ~。あいつはキャクゥ~」
アリシアは首をちょこんと傾げると、とても無邪気な笑顔で僕に質問を投げかける。
「ねぇ、先生。『キャクゥ~』って何?」
ああ……。
本当に頼むよ、アリシア。
無邪~気に僕にそういう話題、ふらないでよ。
瞬時に女の言った言葉の意味を理解した僕は、首まで赤くなっているであろう顔を手で覆ったまま顔を背ける。
「ねぇ、先生、どうしたの?」
ボソボソと話し合っている僕達に痺れを切らしたのか、女は、車のドアから半身を乗り出す。
「ねぇ~。乗るのぉ?乗んないのぉ?」
口を色っぽく窄めながら、腕を窓の上に置き、タワワに実った胸をその腕の上に乗せている。
豊かな胸の谷間が覗けて、僕は余計に目のやり場に困ってしまっていた。
「ハ~イ!」
車から20代くらいの長い髪をしどけなく垂らした女が顔を出し、にこやかに手を振っている。
「ねぇ、僕たち~。良かったら、乗んない?」
アリシアは、女を指差すと、「あ!さっき、エッチしてた人!」と叫び、僕は慌ててアリシアの口を塞ぐ。
「あっはっは~。やっぱ、あの時のコ達じゃ~ん♪」
僕は顔を火照らせながら、何とかお辞儀を返す。
「すみません。先程はお邪魔してしまって……」
「イイわよぉ。お蔭ですんごい燃えたし。あいつも喜んでくれたしぃ~。お礼に送ったげるぅ」
「いえ、いいです。デート中にお邪魔しては」
と、言い掛けて、男が同乗していない事にハタと気付く。
「あ~。あれね~。男じゃないよぉ~。あいつはキャクゥ~」
アリシアは首をちょこんと傾げると、とても無邪気な笑顔で僕に質問を投げかける。
「ねぇ、先生。『キャクゥ~』って何?」
ああ……。
本当に頼むよ、アリシア。
無邪~気に僕にそういう話題、ふらないでよ。
瞬時に女の言った言葉の意味を理解した僕は、首まで赤くなっているであろう顔を手で覆ったまま顔を背ける。
「ねぇ、先生、どうしたの?」
ボソボソと話し合っている僕達に痺れを切らしたのか、女は、車のドアから半身を乗り出す。
「ねぇ~。乗るのぉ?乗んないのぉ?」
口を色っぽく窄めながら、腕を窓の上に置き、タワワに実った胸をその腕の上に乗せている。
豊かな胸の谷間が覗けて、僕は余計に目のやり場に困ってしまっていた。