フラワーガーデン【アリシア編】
「僕の事もその……もしかして好きなの?」

アリシアは真っ赤な顔で僕の手を振りほどこうとする。

「僕はどうしても君が好きだ。君がどんなにジョージを好きでも」
「だ……め。……先生」
「好きだよ。怒ったんなら、ぶってもいいから」
「……せ……」
「本当に嫌なら……この手を振りほどけばいい……」

僕は彼女を引き寄せると顎に手を添え、震えて今にも泣き出しそうな彼女の唇にキスをした。

アリシアは一瞬、体を固くして逃げようとした。
それでも、僕は彼女の唇を優しく奪い続けた。
やがて、彼女の手は力を失い、抵抗を止めた。

アリシアの腰にそっと手を回すと、僕はベッドの縁に片膝を付き、彼女をベッドに横たえようとした。

ギシッと言うベッドの軋む音に、アリシアの体が強張る。

「せ、先生……私……」

「だめだよ。もう取消は聞かない……」

「無理……なの……」


アリシアの言葉を無視して、彼女のGパンからシャツを引き出す。


「あっ……。あの、あの……あの……」

「だめ。聞かないよ」

僕は焦っていた。

もう全然余裕なんか無い。


もし君がジョージと僕との狭間で迷っているのだとしても、今この瞬間、君は僕の腕の中にいる……。

シャツの下に手を忍ばせた時、アリシアは僕を強く拒んだ。


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