先生だって遊びたい
そこからデパートへ移動して子供服のショップに入る事にしたのである。

「ねぇ姪っ子ちゃんっていくつ?」

「もうすぐ3歳になる」

 (3歳か?100cm位かな?)

「わぁこれ可愛い…あっこれも可愛くない?」

 (私の歳ならこのくらいの子居てもおかしくないんだよね…)

「うん、可愛いな?じゃこれとそれにするよ」

「ねぇこの靴も可愛い」

「じゃ靴…っておいおい子供服ってこんなにするの?俺のより高いし」

「可愛い姪っ子のプレゼントでしょ?セコイ事言わないの!あっこの帽子も可愛いよ」

「おまえ店の回し者じゃねぇ?」

結局私が選んだものを1通り買い、4万8,570円也

 (プッ、5万だし…)

「よっ!おじさん太っ腹!」

「マジありえねぇだろ?おい、美鈴責任取れよ!」

「責任って何よ?」

「まぁ最期まで付き合えって事」

その後車に乗るが走ってる先は寮と逆の方向だ、何処に向かっているのだろう?
10分ほど走っただろうか?スピードを緩めるとマンションの駐車場に入って車のエンジンが止まる。

「降りるぞ」

「ここ何処?って言うか誰かの家?」

「姉貴の家、ついでだからこれ置いてく」

「あぁそういう事か、じゃ私車で待ってるよ?ゆっくりして来て私寝てるわ」

「まだ食べたの消化してないだろ寝たらダメじゃないか良いから降りろ」

 (もう…同僚だなんだって挨拶しなきゃいけないじゃん面倒くさー)

「はいはい…ハァー…」

エレベーターに乗ると27階に停まった。

 (この立地でデザイナーズマンションって結構するだろうなぁ?)

インターホンを押すと直ぐに綺麗な人が出迎えてくれたのである。
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