先生だって遊びたい
「俺、ここ1、2年彼女いないから」

「じゃーやっぱりあの時はどこぞのお姉さんと間違えたんだぁ?」

「は?あの時ってなに?」

「えー覚えてないの?初めてあった時まひろちゃん愛してるよーもう少し寝かせてって、終いには間違えてキスまでしたじゃん!ひょっとしてデリヘル?」

「デリヘルなんて呼んだ事ないから!まひろちゃんってまひろの事じゃん、姉貴の処に泊まるといつもまひろに朝早く起こされるんだよ、『お兄ちゃん起きてチュッ』てキスしてくれるんだ可愛いんだよねー」

 (締りのない顔だこと)

「美鈴とキスしたなんて覚えてないな…突然叩かれたと思ってたからな?」

「いくら私でも何もしない人を叩いたりしない!」

「じゃーさキスした事思い出させてよ」

美鈴は腕を掴まれ引き寄せられると皇輝の唇が美鈴の唇を塞ぐ。
離れようとしても彼の左手に後頭部を支えられていて離れられない。

「んー!ん…」

 (…いや……)

苦しくなり唇を少し開け呼吸をしようとした時、彼の舌が入ってきた。

「ん…ぁ……」

皇輝の舌が口内を弄り見つけた美鈴の舌を絡めとるかのように…

 (足に力が…)

立っていられなくなった時、皇輝に腰を抱きしめ支えられた。
彼の大きな腕が美鈴を包み込むように…

 (なぜだろう?彼に抱きしめられていると安心する)
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