先生だって遊びたい
結婚します…たぶん…
皇輝の車に乗り込むと皇輝から激しいキスが与えられる。

「美鈴、ここじゃダメだよな?」と皇輝は真顔で言う。

 (こいつ本当に馬鹿か?いくら夜といえどコインパーキングでエッチするなんてありえないだろが!!)

美鈴は呆れて「皇輝…結婚の話もう一度考えさせてくれる?」と言う。

結婚は一生に一度するもの……中には2度3度する人もいるが…だから尚更よく考えたほうが良いと美鈴は心底思った。

「それはもう無理だから結婚の事職員の連絡網で回したし、サッカー部の連絡網でも回したから明日には俺達の事学校中が知ってるな!」と嬉しそうに笑う。

「はぁー?!」

「さっき美鈴を担ぎながらメールしといた。ほら!」と自分のスマホを見せてくれる。

送信BOX ♡北島皇輝、桜 美鈴 祝結婚❣❣♡

 (祝結婚ってまだ結婚してないから!それにハートって乙女か❢❢)

「あんた何勝手な事してくれてるのよ?!あり得ないでしょ!こんな事を連絡網で回すなんて信じられない❢」

  (頭痛くなってきた…)

車はいつの間にか走りだしていたらしく皇輝はマンションの駐車場に車を停めた。
皇輝の部屋に入ると玄関の扉を閉めるなり待ちきれないとばかりに皇輝の唇が落ちて来た。



翌朝、目を覚ますと隣にはまだ皇輝が寝ていた。
朝の弱い美鈴がこんなに早く目を覚ましたのはスマホのバイブの音が煩かったからだ。
【INFINITY】に行った時スマホをバイブにしたままになっていたのだ。
スマホの液晶画面には恐ろしい程の電話やLINE、メールの着信数があった。









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