先生だって遊びたい
本日の授業も終わりあとは職員終礼で今日の仕事が終わるのであります。
「それでは先生方、今日は学園長のお誕生日会ですのでくれぐれも遅れないようにして下さいね、桜先生良いですね?」
(なぜ、私が名指しされる?)
「あー私、行きませんよ」
「何言ってるんですか?学園長のお誕生日会なんですよ、全員参加です!」
(何が全員参加だ?そんなの仕事じゃないつーぅの)
「今日の健康診断で少し気になる子が居たので、医師として確認しときたいので」
「それは誰です?」
「いえそれはまだ医師の守秘義務が有りますので」
(気になる子なんてウッソピョーン、てか今は保健室の先生だし)
「仕方ないですね何かあったら早めに報告して下さいよ」
「はーい」
「それではお疲れ様でした」
(終わった終わったヤッホー飲みに行くぞー)
一度寮に戻ると光浦先生達が出かけたのを確認して出かける準備をするのであります。
(皆のものいざ出陣じゃ❢って私1人か? アハハ)
美鈴が下駄箱の靴に手をかけた時…
「先生?」
振り返ると穢れも知らないであろう綺麗な瞳をした女生徒が美鈴を呼び止めるのであります。
(止めるな少女よ私は行かねばならぬ!なーんてね)
「なに?何か用?」
「どちらへ行かれるんですか?光浦先生から外出させないように言われてるんですけど?」
(ん…聞き間違いか?)
「……今なんとおっしゃいました?」
「はい、桜先生が外出しない様に見張れと言われました」
(あのバァバァー外出は自由だろが!)
「あーそうですか?見張れとね?ふーん」
「それで相談なんですが、先生が外出した事は光浦先生には内緒にしときます。そのかわりに私のお願いを聞いてくれますか?」
(この私に交換条件をつけるの?いい度胸してるじゃん ヘエー)
「あんた学年と名前は?お願いする時は名前ぐらい名乗りな」
「3年、篠原美沙希です」
(この子私から一度も目を逸らさないわ ヘェー)
「で、篠原さんは何をお願いしたいのかな?」
「誰にも言わないと約束してくれますか?」
「内容によるよね?それにお願いが増えてない?」
「…今後、先生の無断外泊の時は私がアリバイ作りしますので」
「アリバイ作りねー?」
(アリバイって私は犯罪者か?!そこ迄して私に何を頼みたいの?)
「どうです?先生の損にはなりませんよね?」
「そうだね?でも折角だけどその条件やめとくわ、私ね人の弱みに付け込むような事好きじゃないの…私が出かけたって光浦先生に言いたきゃ言えば良いよ私は構わないから、じゃーね」
美鈴は顔の横で手を振ると靴を履き替え玄関の扉をあけ一歩外へ出ると…
「先生!…」
篠原美沙希の声が美鈴には悲痛な叫びに聞こえたのであります。
「相談があるなら明日保健室においで聞いてあげるから」
「それでは先生方、今日は学園長のお誕生日会ですのでくれぐれも遅れないようにして下さいね、桜先生良いですね?」
(なぜ、私が名指しされる?)
「あー私、行きませんよ」
「何言ってるんですか?学園長のお誕生日会なんですよ、全員参加です!」
(何が全員参加だ?そんなの仕事じゃないつーぅの)
「今日の健康診断で少し気になる子が居たので、医師として確認しときたいので」
「それは誰です?」
「いえそれはまだ医師の守秘義務が有りますので」
(気になる子なんてウッソピョーン、てか今は保健室の先生だし)
「仕方ないですね何かあったら早めに報告して下さいよ」
「はーい」
「それではお疲れ様でした」
(終わった終わったヤッホー飲みに行くぞー)
一度寮に戻ると光浦先生達が出かけたのを確認して出かける準備をするのであります。
(皆のものいざ出陣じゃ❢って私1人か? アハハ)
美鈴が下駄箱の靴に手をかけた時…
「先生?」
振り返ると穢れも知らないであろう綺麗な瞳をした女生徒が美鈴を呼び止めるのであります。
(止めるな少女よ私は行かねばならぬ!なーんてね)
「なに?何か用?」
「どちらへ行かれるんですか?光浦先生から外出させないように言われてるんですけど?」
(ん…聞き間違いか?)
「……今なんとおっしゃいました?」
「はい、桜先生が外出しない様に見張れと言われました」
(あのバァバァー外出は自由だろが!)
「あーそうですか?見張れとね?ふーん」
「それで相談なんですが、先生が外出した事は光浦先生には内緒にしときます。そのかわりに私のお願いを聞いてくれますか?」
(この私に交換条件をつけるの?いい度胸してるじゃん ヘエー)
「あんた学年と名前は?お願いする時は名前ぐらい名乗りな」
「3年、篠原美沙希です」
(この子私から一度も目を逸らさないわ ヘェー)
「で、篠原さんは何をお願いしたいのかな?」
「誰にも言わないと約束してくれますか?」
「内容によるよね?それにお願いが増えてない?」
「…今後、先生の無断外泊の時は私がアリバイ作りしますので」
「アリバイ作りねー?」
(アリバイって私は犯罪者か?!そこ迄して私に何を頼みたいの?)
「どうです?先生の損にはなりませんよね?」
「そうだね?でも折角だけどその条件やめとくわ、私ね人の弱みに付け込むような事好きじゃないの…私が出かけたって光浦先生に言いたきゃ言えば良いよ私は構わないから、じゃーね」
美鈴は顔の横で手を振ると靴を履き替え玄関の扉をあけ一歩外へ出ると…
「先生!…」
篠原美沙希の声が美鈴には悲痛な叫びに聞こえたのであります。
「相談があるなら明日保健室においで聞いてあげるから」