女装男子の憂鬱
練習試合当日_______





「やだっ離せ!! やめろ!!」






井藤「なんだよ、ここまで来たんだから行こうぜ? 新しい自分を見つめろよ!」


レインボーロードを発車してから1週間後。
ついにこの日がきてしまった。
あれから俺は 井藤の6つ上の姉ちゃんに化粧をされ服を着せられ、試行錯誤の上で出来上がった見事な女になった。


初めてした化粧…
初めて着た白いフワフワのスカート…











いやいや、






「何も生まれねーし そういう問題じゃねーだろ! こんな格好で応援とかっ……」



浩二「いやいや、想像以上に似合ってるぜ? なぁ、ハギ」



先程からハギは ずっと俺の事を黙って見ていた。
ハギなら……………ハギなら、俺の気持ち分かってくれるよな?


そりゃ女に生まれたいとか思ったけど なんかこう、そういう事じゃなくて、別に女装したかったわけではなくて、なんだ、



とにかくハギ!!!

俺の良き親友よ!!!






俺の気持ちを察してくれ!!!!!!!!

















ハギ「……うん、すごく似合ってるよ、圭太」





























ダメだこりゃ



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