時にはケダモノくんなのです






こ…これは…





鼻血ですね………。







「うわ…ほんとごめん」







頭の上から声がする。





フッと顔を上げて見てみればそこにはとても可愛い子。








女の私でも見とれてしまう。









少し茶色に染まった髪はフワフワしていて…









ショートがよく似合ってる。









「い…いえ…ご心配なく…」








そう私が言うと目の前の子は体操着を胸が見えない位置まで捲り上げる。









えっ…ええ…!?






女の子なのに…っ…









「お…女の子がそんなに服上げちゃまずいですよ…っ…!」









私は慌てて正直に思ったことを口にした。








その瞬間ビキッと言うよくわからない音が聞こえる。















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