時にはケダモノくんなのです
不機嫌な五十鈴君
奏side
「き、昨日は本当にごめんなさい…!」
学校に着くとすぐ萩野が俺に謝ってきた。
寝てしまったことを気にしてるんだろう。
「いいよ別に気にしなくて。
でもああいうのは気をつけた方がいいからな」
もしあれが他の男だったら確実にアウトだと思う。
俺の言葉に萩野は?マークを浮かべてる。
本当にどこまで鈍いのか…
「う、うん…?」
危機感がないのは少し心配する。
なんて思った時に聞き慣れた声が聞こえる。
「2人ともおっはよ〜!
昨日どうだった!?」
健人の声だ。