時にはケダモノくんなのです
健人はよかったなとそう言って俺の背中を叩いてくる。
そう言ってくれるのは嬉しいけど…
「いてーよ!!」
健人の手を必死に止める。
でも少しホッとした。
知り合いとはいえ初めて出かけたのに初っ端家連れてったし…
とりあえずよかった…。
「また暇な時2人で出掛けたりしなよ」
健人が俺達を見てそういった。
さっき叩いたりしたのは許す。
単純な俺。
「そうだな、また遊ぼう萩野」
ある意味きっかけを作ってくれた健人にいまは感謝しよう。
「うん!」
萩野は嬉しそうに返事をしてくれた。