猫柳の咲く季節に


優しい澄んだ心で、私の全てを受け止めてくれた。


柏木はきっと何か抱えてる。


重くて、大きくて、辛い何かを。


今度は、私が助ける番になりたい。


だけど、柏木を助けられるのは、私じゃなくてしおりだと思う。


柏木には、しおりしかいないと思うんだ。


それと同じように、しおりにも柏木しかいない。


そんな気がするんだよ。

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