蕩けるくらいに抱き締めて(続き完結)
1.先生、診察のお時間です
「…蘇芳先生、診察のお時間です」
医局にいる、蘇芳秀明先生を呼びに来た。
「…また、あんたとコンビか」
そう言って溜息をつく蘇芳先生。
「…何かご不満でも?」
イヤミたっぷりにそういえば。
蘇芳先生は、不機嫌な顔で、椅子から立ち上がる。
「…他の看護師をつけてくれたらありがたい」
ボソッと呟いて、白衣を翻し、雪愛の横を通り過ぎる。
べーっだ!
そんな蘇芳先生の背中に思いっきりあっかんべーをしてやった…だけど、クルッと振り返られ、雪愛は顔面蒼白。
「…さっさときたまえ」
「…は、はい」
バツの悪い顔をしながら、雪愛は蘇芳先生の後ろを追いかけた。
…すっご〜く、イケメンな蘇芳先生。
外科医としては、右に出る者はいない程。ここ、三条総合病院で、蘇芳先生に、手術をしてもらおうと、沢山の患者が押し寄せる。
…ただ、蘇芳先生には、一つ欠点がある。
無口で、いつも不機嫌。笑顔なんて微塵もない。
…しかも、何故か、雪愛が蘇芳先生に嫌われているという事。
医局にいる、蘇芳秀明先生を呼びに来た。
「…また、あんたとコンビか」
そう言って溜息をつく蘇芳先生。
「…何かご不満でも?」
イヤミたっぷりにそういえば。
蘇芳先生は、不機嫌な顔で、椅子から立ち上がる。
「…他の看護師をつけてくれたらありがたい」
ボソッと呟いて、白衣を翻し、雪愛の横を通り過ぎる。
べーっだ!
そんな蘇芳先生の背中に思いっきりあっかんべーをしてやった…だけど、クルッと振り返られ、雪愛は顔面蒼白。
「…さっさときたまえ」
「…は、はい」
バツの悪い顔をしながら、雪愛は蘇芳先生の後ろを追いかけた。
…すっご〜く、イケメンな蘇芳先生。
外科医としては、右に出る者はいない程。ここ、三条総合病院で、蘇芳先生に、手術をしてもらおうと、沢山の患者が押し寄せる。
…ただ、蘇芳先生には、一つ欠点がある。
無口で、いつも不機嫌。笑顔なんて微塵もない。
…しかも、何故か、雪愛が蘇芳先生に嫌われているという事。
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