蕩けるくらいに抱き締めて(続き完結)
…それから一週間、雪愛は、坂本先生と話した事は、蘇芳先生には伏せていた。もっと、ちゃんと話を聞いてからの方が良いと思ったから。
坂本先生が処方してくれた薬のおかげで、症状も治まってきた。
診察でも、処方をやめても良いと診断された。
「…ありがとうございました」
「…症状は無くなりましたが、今はまだ、母乳もあげてますし、初産という事もあってまだまだ体は回復の途中です。早くても半年は、愛ちゃんと一緒にお昼寝したりして、くれぐれも無理のないように」
「はい、気をつけます。それでは…」
「…蘇芳さん」
診察室のドアを開けようとして、坂本先生が雪愛を呼び止めた。振り返ると。
「…今日の診察は、お昼までなんです。…お昼のランチ、ご一緒にどうですか?」
坂本先生の提案に驚く雪愛。
「…この前の話をしたいのですが…院内の喫茶店で待っててもらえますか?」
「…わかりました。お待ちしてます」
雪愛はそう言うと、診察室を出て行った。
坂本先生が処方してくれた薬のおかげで、症状も治まってきた。
診察でも、処方をやめても良いと診断された。
「…ありがとうございました」
「…症状は無くなりましたが、今はまだ、母乳もあげてますし、初産という事もあってまだまだ体は回復の途中です。早くても半年は、愛ちゃんと一緒にお昼寝したりして、くれぐれも無理のないように」
「はい、気をつけます。それでは…」
「…蘇芳さん」
診察室のドアを開けようとして、坂本先生が雪愛を呼び止めた。振り返ると。
「…今日の診察は、お昼までなんです。…お昼のランチ、ご一緒にどうですか?」
坂本先生の提案に驚く雪愛。
「…この前の話をしたいのですが…院内の喫茶店で待っててもらえますか?」
「…わかりました。お待ちしてます」
雪愛はそう言うと、診察室を出て行った。