蕩けるくらいに抱き締めて(続き完結)
…今日は、準夜勤の雪愛。病棟で仕事をしていると、内科入院の患者が、容態が急変し、検査に回す事に。
丁度、看護師の入れ替わりで、人数不足で、雪愛一人でストレッチャーを押すことに。
だが、体の小さな雪愛一人で押すには、患者が大柄だった。右往左往しながら検査室に連れて行っていると、三条先生が通りかかり、助けてくれた。
「…ありがとうございます。助かります」
複雑な心境だが、助けてもらい、礼を言う。
「…他に、看護師はいなかったの?」
「…丁度、入れ替わりで」
苦笑しながら答えた雪愛に、三条先生は溜息をついた。
「次は、ちゃんと誰かに助けてもらうんだよ」
「…はい」
三条先生なりに、心配しての言葉だった。患者の安全が最優先なのだから。
検査技師に患者を託した雪愛は、持ち場に帰る。そして、また、いつもの手順で仕事をこなしていった。
夜勤の看護師も落ち着き、雪愛は帰ることに。着替えを済ませ、外に出ると、見慣れた車が目に留まった。
…蘇芳先生のベンツだった。
丁度、看護師の入れ替わりで、人数不足で、雪愛一人でストレッチャーを押すことに。
だが、体の小さな雪愛一人で押すには、患者が大柄だった。右往左往しながら検査室に連れて行っていると、三条先生が通りかかり、助けてくれた。
「…ありがとうございます。助かります」
複雑な心境だが、助けてもらい、礼を言う。
「…他に、看護師はいなかったの?」
「…丁度、入れ替わりで」
苦笑しながら答えた雪愛に、三条先生は溜息をついた。
「次は、ちゃんと誰かに助けてもらうんだよ」
「…はい」
三条先生なりに、心配しての言葉だった。患者の安全が最優先なのだから。
検査技師に患者を託した雪愛は、持ち場に帰る。そして、また、いつもの手順で仕事をこなしていった。
夜勤の看護師も落ち着き、雪愛は帰ることに。着替えを済ませ、外に出ると、見慣れた車が目に留まった。
…蘇芳先生のベンツだった。