蕩けるくらいに抱き締めて（続き完結）
ファミレスで、2人で食事をして、帰った先は、蘇芳先生のマンション。

雪愛は数枚着替えを蘇芳先生のマンションに置いていた。と、いう事で、このまま蘇芳先生のマンションに帰っても問題はない。

マンションに着くなり、先にお風呂に入り、2人でソファーに座り、まったりする。…と。

「…蘇芳先生？」

突然、雪愛の膝に頭を乗せて寝転んだ蘇芳先生に、雪愛は少し驚いた。

「…少しだけ」

…家の中では、素直に甘えてくる蘇芳先生が可愛くて仕方ない雪愛は、蘇芳先生の頭を優しく撫でる。

蘇芳先生も、気持ち良さそうに目を瞑っているので、雪愛はいつまでも撫でてあげた。

「…雪愛？」
「…」

間もなくすると、雪愛の撫でる手が止まっていて、蘇芳先生は雪愛を呼んだ。

…しかし、返事が無く、起き上がった蘇芳先生は、思わず顔をほころばせた。

…コックリコックリと、頭を揺らしながら、雪愛は眠ってしまっていた。

そんな雪愛を抱き上げると、蘇芳先生はベッドに運んで、自分もベッドに潜り込むと、雪愛を抱きしめた。

すっぽりと蘇芳先生の腕の中に収まる雪愛は、本当に可愛くて、蘇芳先生は雪愛の唇に優しく口付けた。
< 79 / 192 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop