自殺列車
死
俺についてこいと言った車掌は、体の向きを変えるとスーッと滑るように歩き出した。
こいつ、本当に人間なのか?
それさえ疑わしく感じられる。
目は真っ白で見えていないようなのに、何の迷いもなく車内を進んでいく。
そして、車両の継ぎ目までやって来た。
「先に行け」
そう言われ、俺は立ち止まった。
前の車両は真っ暗な闇に包まれていて何も見えない。
闇の中に入って行き、そして死んだ面々を思い出すと恐怖で足がすくんだ。
「この先に行けば何かがわかるんだろ?」
そう聞くと、車掌は頷く。
それなら、覚悟を決めていくしかない。
俺は深呼吸を1つして、闇の中へと足を踏み入れたのだった。
こいつ、本当に人間なのか?
それさえ疑わしく感じられる。
目は真っ白で見えていないようなのに、何の迷いもなく車内を進んでいく。
そして、車両の継ぎ目までやって来た。
「先に行け」
そう言われ、俺は立ち止まった。
前の車両は真っ暗な闇に包まれていて何も見えない。
闇の中に入って行き、そして死んだ面々を思い出すと恐怖で足がすくんだ。
「この先に行けば何かがわかるんだろ?」
そう聞くと、車掌は頷く。
それなら、覚悟を決めていくしかない。
俺は深呼吸を1つして、闇の中へと足を踏み入れたのだった。