自殺列車
ここに来たという事は、家の中にいるはずだ。
でも、リビングにも寝室にも愛奈の仏壇はなかった。
嫌な予感が胸の中で灰色のモヤを作る。
俺は寝室から隣へと続いているドアに目をやった。
この家はそんなに大きな家じゃない。
トイレと風呂場は見ていないけれど、愛奈がいるとすればこの隣の部屋だ。
ドアの前まで来て、朋樹の死に顔を思いだしていた。
まさか、愛奈も同じ様な事になっていないような?
ドクドクと心臓が高鳴る。
見てはいけないものがこの先にある。
そんな気がする。
でも、行かなきゃいけない。
みんながどうなっているのかこの目で確認しておかなきゃ、俺は前へ進む事ができない。
そう自分に言い聞かせ、俺はドアをすり抜けた……。
でも、リビングにも寝室にも愛奈の仏壇はなかった。
嫌な予感が胸の中で灰色のモヤを作る。
俺は寝室から隣へと続いているドアに目をやった。
この家はそんなに大きな家じゃない。
トイレと風呂場は見ていないけれど、愛奈がいるとすればこの隣の部屋だ。
ドアの前まで来て、朋樹の死に顔を思いだしていた。
まさか、愛奈も同じ様な事になっていないような?
ドクドクと心臓が高鳴る。
見てはいけないものがこの先にある。
そんな気がする。
でも、行かなきゃいけない。
みんながどうなっているのかこの目で確認しておかなきゃ、俺は前へ進む事ができない。
そう自分に言い聞かせ、俺はドアをすり抜けた……。