自殺列車
「話を戻すけれど、テストは最後まで受けたのか?」
旺太があたしにそう聞いて来た。
「えっと……」
あたしは眉間にシワを寄せてテスト期間中の出来事を思い出していた。
テストは土日を挟んで7日間あり、毎日3科目ずつ受けていた。
確か最後に受けた試験は保健体育だった。
「うん、受けたよ」
あたしは頷いて答える。
「それって、何日?」
「確か……3月4日だったかな?」
そう言うと、旺太が何かを考え込むようにうつむき、黙り込んでしまった。
「旺太、どうかしたのか?」
朋樹が聞く。
「あぁ。3月4日。俺もそのくらいにテストが終わったと思うんだ。学校が近いから期間も近いのはわかる。でも……それ以降の記憶がないんだ」
旺太の言葉に、あたしは3月5日の記憶をたどってみた。
しかし……5日の記憶はなにも思い出せないのだ。
旺太があたしにそう聞いて来た。
「えっと……」
あたしは眉間にシワを寄せてテスト期間中の出来事を思い出していた。
テストは土日を挟んで7日間あり、毎日3科目ずつ受けていた。
確か最後に受けた試験は保健体育だった。
「うん、受けたよ」
あたしは頷いて答える。
「それって、何日?」
「確か……3月4日だったかな?」
そう言うと、旺太が何かを考え込むようにうつむき、黙り込んでしまった。
「旺太、どうかしたのか?」
朋樹が聞く。
「あぁ。3月4日。俺もそのくらいにテストが終わったと思うんだ。学校が近いから期間も近いのはわかる。でも……それ以降の記憶がないんだ」
旺太の言葉に、あたしは3月5日の記憶をたどってみた。
しかし……5日の記憶はなにも思い出せないのだ。