私たち。

久美


ある日実家に帰ってた時、
なぜか父が険しい顔をして帰ってきた。

母も泣きそうになりながら黙ってる。

私は重たい空気が嫌で、家を出ようとしたら

父:「おい、由紀。久美は見てないか!」
父がいきなり怒鳴りだした。

由紀:「見てないよ。」

父:「ママがちゃんと見てないからだろ!大体毎日帰ってこ娘なんて恥ずかしすぎる!由紀は連絡とれんのか!!」

私は怒鳴る父に怯えて、久美に電話した。
しかし全く出ない。

由紀:「出ないです....」

父:「役立たずが!」
父はそのまま私を叩いた。
母もそれを見て暴れ出し泣きだす。

私はどうしたらいいかわからず
下を向く事しかできなかった。

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