私たち。

それから久美の施設での
生活が始まった。

連絡を取る方法は手紙だけだった。

母は毎日荷物と手紙を届けていた。

そしてある日母と二人でご飯を食べていたら、母はいきなり話し始めた。

母:「私はね、久美を見捨てきれないの。あの子が死んだら私も一緒に死ぬって言うくらいあの子の事が大事。あの子を傷つけたのは本当に申し訳ないと思ってる。でもこれだけは分かって欲しい。久美を見捨てるつもりはない。この気持ち、久美に伝わるかな?」

母は泣きながら私に質問をしてきた。

私は久美久美言われて不思議な気持ちだったが
由紀:「うん、伝わるよ...久美だから大丈夫。久美が帰ってくるの待とう。」
と返した。

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