同居は大変?!(続)





気づいた頃には私は朝陽の腕を掴んでいた。





「一花……?」





「……行かないで」





素直にそう伝えたけど
正直朝陽はどう思うかな……?





「……っふ。寂しいのか?」





言葉にするのは恥ずかしい。





こくんと頷くと朝陽は
微笑んで隣に椅子をおいて座り出す。





「いてやるから寝ろよ。な?
わかった人〜?」





なんてふざけながら言うもんだから
笑いながら「は〜い」と答えて目を瞑った。





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