同居は大変?!(続)
店員を呼んで少し経ったあと
見覚えある人が席にやって来た。
「よう、朝陽、一花ちゃん」
「げっ、おじさんいたの?」
「こんばんは!」
勇気おじさんだ。
朝陽はいつもおじさんがいると嫌がるよな〜
どうしてなんだろう?
「朝陽はなんだよ、その嫌そうな顔。
ひどいよね?一花ちゃん」
そしていつもそれで私にひどいよね?と同意を求めてくる勇気おじさん。
毎回のことで、もう私は笑って流す癖がついた。
「うるせぇ、一花に同意求めんな!
取り敢えず俺は
ボンゴレで一花はカルボナーラ。
一花、デザートは?」
デザート、かあ!
「食べたいっ!」
「じゃ、デザートも頼む」
「了解〜。
デザートだけ?コーヒーは?」
「はいはい、コーヒーもお願い」
「へい。じゃあ、ちょっと待っててな」
そう言って勇気おじさんは
厨房へ行ってしまった。