同居は大変?!(続)





店員を呼んで少し経ったあと
見覚えある人が席にやって来た。





「よう、朝陽、一花ちゃん」





「げっ、おじさんいたの?」





「こんばんは!」





勇気おじさんだ。





朝陽はいつもおじさんがいると嫌がるよな〜
どうしてなんだろう?





「朝陽はなんだよ、その嫌そうな顔。
ひどいよね?一花ちゃん」





そしていつもそれで私にひどいよね?と同意を求めてくる勇気おじさん。





毎回のことで、もう私は笑って流す癖がついた。





「うるせぇ、一花に同意求めんな!
取り敢えず俺は
ボンゴレで一花はカルボナーラ。

一花、デザートは?」





デザート、かあ!





「食べたいっ!」





「じゃ、デザートも頼む」





「了解〜。
デザートだけ?コーヒーは?」





「はいはい、コーヒーもお願い」





「へい。じゃあ、ちょっと待っててな」





そう言って勇気おじさんは
厨房へ行ってしまった。





< 58 / 63 >

この作品をシェア

pagetop