ヒーロー女子


指差す廊下を見てみると朝追いかけてきた女の子たちが。





「げ…田辺さんありがとう」





引きつる顔で笑顔を作る。





「ううん。じゃあ…」





田辺さんはカバンをもって帰っていった。





「はぁ…」





まさか教室に来ると思わなかった…





「風、大丈夫?」


「音羽…先みんなと図書室行ってて」


「…分かった。後で来てね?」


「うん」


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