ヒーロー女子

1日目が終了した後のクラスには少し…いやかなり重たい空気が流れていた。





「草川、柊ごめん」


「俺、あんなにダメだと思わなくて」





今日失敗したと思われる人たちが草川さんと柊君に謝っている。


草川さんは相当起こっているのかそっぽを向いてて柊君は難しい顔をしている。





「トレーで運べないとなると変えなくちゃいけないんだよ…」





トレーで運べないなら…





「…あっ！ねぇ柊君」


「ん？何矢咲」


「柊君の家ってたしかホテルだよね？」





誰かが前に言ってたのを聞いたような…





「うん、まぁ」


「トレーで運べないならホテルで使うワゴンで運べば？」