ヒーロー女子




「だから俺と付き合ってください」





私の目を見て言ってくれる先輩。


でも…でも私は…





「先輩…ごめんなさい。先輩とは付き合えません」





小林先輩が好きだから。





「そっか…だよね。でも俺諦めないから」





そう言って離れていって私のカバンを持ってきた。





「はい」


「え?」


「帰るでしょ?送るよ」


「え…」


「もう暗いし。そんな中女の子1人で帰らせるわけないでしょ?」


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