ヒーロー女子



丁度終わった時音羽ちゃんが走って入ってきた。





「音羽…おせーよ」


「ご、ごめん!」


「まぁ、いいや。帰るぞ」


「うんっ!」


「雅じゃあな」


「みーくんバイバイ」


「あぁ」





壱成たちが帰って静かになった教室を出て科準へ急ぐ。







「――――やっと終わった…」





外はもう夕日で赤かった。



もう誰もいないんだろうな。


俺も早く帰ろう。

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