ヒーロー女子


「ううん、大丈夫だよ。スッキリした?」



「は…い。ありがとう…ございます」





大体は予想がついているけど風ちゃんに聞く。





「…ねぇ、矢咲ちゃんは壱成が好きなの?」





俺の質問に首を縦にふる。
分かってたけど…辛いな…





「告白はしないの?」


「…しません。小林先輩には音羽がいるから。それにもし音羽がいなくても伝えません」


「それでいいの?」


「はい。私は見てるだけでいいんです」





見るだけ…ね


< 67 / 234 >

この作品をシェア

pagetop