ヒーロー女子
いつも気づいたら自分を不幸にするこの性格…
「そっか…でも俺は好き。自分のこと考えないで人のこと優先しちゃうそんなとこも」
ストレートな言葉を言われて少し照れる。
「優しいんだね…風ちゃんは」
「…ありがとうございます」
「いーえ。本当のことだから…で録音の事だけどいいよ」
「ほ、ほんとですか?」
「うん。可愛い好きな子の頼みだもん」
雅先輩…なんかすごく…甘い?
「雅先輩…なんだか昨日と違いますね」
「そうかな?…でもこれからは遠慮しないって決めたんだ」