ヒーロー女子



ペコリと先輩にお辞儀をして屋上を後にする。



階段を下りたところで丁度チャイムが鳴って廊下が騒がしくなる。





「風ー!」


「あ、音羽」


「どこ行ってたの!?もー!探したんだからね!」





ぷくぅと頬を膨らます音羽。





「ごめんね。雅先輩に会ってたんだ」


「みーくん?何かあったの?」


「まー、うん」


「えっ!!なになに?付き合ってるの?」


「違うよ」





なーんだ、肩を落とす音羽。



< 80 / 234 >

この作品をシェア

pagetop