ヒーロー女子




「風ちゃん、遅い」


「ごご、ごめんなさい!ちょっと話してたら時間見てなくて…」





雅先輩がピクリと反応して





「話…?誰と?」





いつもより少し低めの声で聞いてきた。





「クラスメイトです」


「そう、男?」


「はい」





そう言った私に少し目を丸くした様子の先輩。


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