海色の恋、甘い時間
同じ中学から同じ高校のクラスになった苦手な女子に、囲まれてそんなことを言われて落ち込んでいるとき。
一人の女子が、割って入った。

それが、うみちゃんだった。

うみちゃんはいつでも真っ直ぐで、ひるまなくて、強くて、優しい。

「桃瀬さん、あたしと友達になろう!」

「うん!」

うみちゃんとわたしはこうやって友達になって、今や親友だ。

わたしが苦手な女子に、意地悪言われたりされたりしそうになると、必ず助けてくれる。
わたしはうみちゃんが大好きだ。
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