海色の恋、甘い時間
「あ、え~と、わたあめ?
食べたかったのかなぁ……?
どうだろうね……?

瀬田君、甘いのあんまり食べなそうなイメージあるのに、意外だね……?」

わたしは言って、なんだか恥ずかしくなって、俯いてしまった。
確かに、瀬田君にとっては甘いんだろうけど……。

言えない、昨日の今日で。
2人の言うふわふわ~って、わたあめじゃないよ、実は……。
なんて……。

今のうみちゃんには、言えない……。
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