海色の恋、甘い時間
「愛ちゃん、よかった……。

中学は同じじゃないからどんだけ愛ちゃんが辛い目にあっていたのか、あたしには分からない。
分からないけど、充分に乗り越えること、出来るよ。

愛ちゃんは、これからもっと、強く明るくなれるよ。
あたしが保証する!」

「うんっ!」

わたしは顔を上げて、うみちゃんに笑ってみせた。
そうだ、楽しくなかった中学3年の分まで、高校生活を楽しんでやるんだから。

強く明るく、なるんだから!
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