海色の恋、甘い時間
「わたしも、こういうの初めて、かも……。
あんまり感情表に出せないって思ってたから……」
なんだか急に、怒りを露にした自分が、恥ずかしくなってしまった。
恥ずかしそうにしているわたしに、うみちゃんが優しく笑いかける。
「愛ちゃん、いいことじゃないか。
恥ずかしがること、ないよ?
愛ちゃんは逆に今までおとなしすぎただけだ。
本当は感情豊かなんだよ。
これからは、言いたいことを、言えるようになれると良いね」
その時、お姉ちゃんみたい。
って、思った。
わたしに兄弟姉妹はいないけど……。
同級生だけど、親友だけど、うみちゃんはわたしのお姉ちゃんみたいな存在なんだな。
あんまり感情表に出せないって思ってたから……」
なんだか急に、怒りを露にした自分が、恥ずかしくなってしまった。
恥ずかしそうにしているわたしに、うみちゃんが優しく笑いかける。
「愛ちゃん、いいことじゃないか。
恥ずかしがること、ないよ?
愛ちゃんは逆に今までおとなしすぎただけだ。
本当は感情豊かなんだよ。
これからは、言いたいことを、言えるようになれると良いね」
その時、お姉ちゃんみたい。
って、思った。
わたしに兄弟姉妹はいないけど……。
同級生だけど、親友だけど、うみちゃんはわたしのお姉ちゃんみたいな存在なんだな。