海色の恋、甘い時間
「あ、う、うん……。
嫌いには、なって、ないよ……?

ただちょっと……。
しばらくは、ね……?」

よかったぁ、うみちゃんと黄原君の恋は、まだ終わってない。
黄原君が本当に反省して、うみちゃんの心が決まるまで待ってくれたら、きっと元通り。

「じゃ、好き?」

「う、う、うん……」

恥ずかしそうに小さな声で、好き、と、うみちゃんは呟いた。
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