海色の恋、甘い時間
「あれ? 青葉さん帰っちゃったの?
桃瀬さん一人?」

テーブルの横を、立花さんがトレイでお冷を運びながら通過した。
あ、すぐ近くに、適任な人がいたかも!

近くの4人組のテーブルにお冷を置いて、奥に引き返してくる立花さんに声を掛ける。

「ねぇ立花さん!
あとで少しだけ、時間良い?」

「あ、ちょっと待っててね?
そしたらいいよ~」

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