海色の恋、甘い時間
「ええと……。
瀬田が、すっごく優しかったから。

絶対あたしに無理なこと、しないの。
ああ、瀬田なら大丈夫って、安心って、思ったから……。

瀬田なら、いいよって、思ったの……。
頑張れるよ、痛いのも怖いのガマンするねって。

そう思ったから……」

何を言わせるのよぅ……。
と、立花さんは真っ赤になった。

ああ、でももう少し、聞きたいことがあるの。
ごめん、立花さん、いじめてるわけじゃ、ないんだよ?
< 79 / 160 >

この作品をシェア

pagetop